ゴー宣DOJO

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切通理作
2015.5.14 01:31

予測不能の高森氏

   なぜか二重投稿になっており、一つ削除する方法がわからないので、
ここでは別の原稿を上書きしようかと思います。

   昨日のライジング生放送で高森先生から勧められたアニメを
見て「時事楽論」で話したという事に触れましたが、コメント欄で
「『百日紅』では?」と書いている人がいました。

  甘いです!

 公開中の映画『百日紅』は杉浦日向子の同名原作をもとに、北斎の娘から見た江戸の暮らしを見つめた作品。
 僕も見ましたが味わい深い佳作です。
 しかし、これに高森さんが注目するのは、想定の範囲内。

  高森さんが教えてくれたアニメは、予想的にこれの斜め上を行くものですよ。
  詳しくは近日の『時事楽論』で。

  しかもこのアニメ、収録後原作漫画を初めて読んだのですが、
高森さんが指摘した特徴や魅力は、ほとんどが原作になく、
アニメ化によって付加された部分でした。

 もちろん、高森さんは原作を読んでいません。
 げにおそるべき高森洞察。
 なにせ、ロッカーですから! 

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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